感染症予防対策ページ

医療の世界、特に歯科はHIV、肝炎など、感染力や病原性が強く、死滅しにくいウイルスに対して、きちんとした感染予防対策を実施して、治療を行っている経緯があります。我々歯科従事者は、それらの病原体を受ける可能性が高いため、それに対する防御を徹底しています。それだけでなく患者さん同士での感染がないような対策を徹底している環境にあります。
上記の前提をご理解の上で、当院の個別の対策をご覧ください。


当院での対策を写真に示します。


感染源のされるエアロゾル(水しぶき)ですが、口腔内の吸引と口腔外の吸引で処理しているだけでなく、排気部分には次亜塩素酸電解水を入れた空気清浄機で処理しています。次亜塩素酸水は全てのウイルスを死滅させるほど超強力な殺菌作用があるといわれています。一部の文献で否定的な意見もありますが、多くの文献では肯定的な意見です。当院では次亜塩素酸水を信頼して用いております。口腔外バキュームの緑のテープは排気口ですが、あえて空気清浄機と接する部分以外は封鎖し、排気を限定して、きちんと除菌されるようにされています。





当院でエアロゾルが発生する機材の水にはすべて次亜塩素酸水を通してあります。
水道やトイレの水もです。(よって当院の水道水を飲まないでとお伝えしているのはこのためです。)
特にもっともエアロゾルが発生する超音波スケーラーは、より高濃度の次亜塩素酸水を用いておりますので、水しぶきそのものがウイルスの殺傷能力の高い消毒液です。




左の写真が生成器、右の空気清浄機は加湿機能を持つもので、この中には次亜塩素酸電解水を入れております。(これも令和2年5月29日NITEの発表で否定されておりますが、他に有用性を示している文面もあり、かつ濃度が20~30PPMで運用しておりますので、安全性もクリアしていると考えております。)
さらに各部屋ごとに以下の性能の空気清浄機を設置しております。
*全ての場所で処理能力3倍以上のものになります。
待合室・・・約23畳のスペースに計70畳分の処理能力(約35畳の性能の空気清浄機を2台)
診療室・・・約4.5~7畳に相当する各部屋に、14畳~35畳の空気清浄機
(*各部屋で最低3倍以上の処理能力をもつ空気清浄機を配置)
ここまでやれば、どこよりも清潔な空間ですので、ウイルスが残留するのはほぼ不可能と思われます。



待合混雑解消のため、診察室へのご案内や、会計、予約時の受付への同線なども相当な調整を実施しております。また、呼び出しベルの導入で、ご自身の車内での待機も可能となりました。(数に限りがありますのでお渡しできない場合もあります。)